今日も温かくて春の一日でしたね、くろいぬです。
地元のさくらまつりに行って桜を見てきました。なんやかんや言ってもやっぱり日本人って桜が好きですよねー。
最後に観劇してから1週間経とうとしている今、やっと感想です。
感想と呼べるようなものじゃないかもですが、ネタバレ含むと思いますのでこれから観劇予定でネタバレ回避している方は続きを開かない事をおススメします。
絶対なんにも知らないで行った方が面白いと思いますから!!
くろいぬ鑑賞座席:3/22 1階中前列48番、3/30 1階後列11番
治六とお市の語りのあと、すぐに吉原のシーンが展開されるけど、吉原らしくにぎやかで、女の子達(花魁)の群舞ってやっぱりいいよなーと華やかなOPにボーっとなる。
舞台セットは吉原の町並みを再現していて奥行きを結構深く使っているなぁと感じたのは、3/22の座席が劇場の一番右端の席だったからです。この位置だと次郎左衛門の立ち位置が奥になった時にまったく見えなかったからで…まあ、3/30に見たときに奥に行ってもすぐはけちゃっていたことを確認したので問題はないかな?
安くん、風間君、岡田さんと舞台が華やかなOPが続く中、西岡さんが出てくるとやっぱり空気がちょっと締まって感じました。ベテラン出てくるだけで空気が変わるって事を肌で感じたのはやっぱり、鷲尾さんや松澤さんといったベテランが出てきたときも同じで、やっぱりこういった締りがあることで物語のメリハリも出るし、よりいっそう安くん達が引き立つんだなぁと実感。
八ツ橋と次郎左衛門の駆け引きのシーンでは女の子慣れしていない次郎左衛門のもじもじ感がすっごい伝わってきたけど、袴の端をギュッと握っている姿を見て、まんま安くん(爆)と思ったのは私だけではないはず。コンサートやテレビでもじもじしている時の安くんまんまでなんだか可愛かったです。
八ツ橋の鏡張りの部屋(!)で二人の会話が展開していくところで、3/22は一番端っこの席での利点(中央からじゃ絶対見られない角度の鏡に映る安くんの表情とか)を感じつつ、一枚上手の八ツ橋にどんどん心奪われていく次郎左衛門の心境が鏡張りの部屋によってたくさん感じられ、この部屋の演出がかなりのスパイスを効かせていました。後の刀のあやかしのシーンでもいい感じの演出に使われるんですけどね。
次郎左衛門と八ツ橋の心理戦の中に、治六とすあま、ベテラン勢のアドリブがなんだか場の雰囲気をほっこりさせててこれまたいい感じに。風間君はホントに舞台慣れしているから見ていて安心できるなーと感じたのもこのこのあたりでした。
そして、次郎左衛門と治六。この二人がホントにいい感じのコンビネーション。
出てきた瞬間は兄弟か!と思うくらい(笑)2人で絹を求めて大阪に行くシーンでの2人のダンスシーンがまた可愛くて!!身長も並んだ時のシルエットも似た感じだったから特に感じたのかも知れないけれど、安くんの相方が風間君でホントによかったなー。
刀のあやかしが出現したことで自分を見失い、狂い始める次郎左衛門の表情が、皆さん言うように47のレンジャー(凶器の間)を髣髴とさせるものでした。毎回違うんだろうとは思うけど3/22の時の方がこの表情が47レンジャーに近かったかな?3/30は狂った表情だけど、47レンジャーの時ほどいっちゃっていなかったような気がしました。何にせよいい意味で普通のアイドルには出せないような表情でした(笑)
次第に狂っていく次郎左衛門を象徴するかのような、お座敷シーン。またもやここで端っこ席のある意味恩恵、主人公が見えないということが。右端に次郎左衛門と八ツ橋が座っていて中央の花魁達のダンスを見ているシーンだったんですけど、まあ中央で踊っている花魁達をメインとするなればここは主人公が見えなくてもしかたがないけれど…。
30日に見たときに確認したら、次郎左衛門の表情とかめっちゃあやかしが出てくる前と変わっていて、このシーン主役が見えないんじゃやっぱり意味無いんだと確認。前半のおどおどした表情からちょっと上目線な感じの自信をつけたというか、何かが吹っ切っれたかのような表情でここの表情の変化を見逃すのはやっぱりもったいない!
1部と2部でこうも変わるか、あやかしが出てきたことで本当に次郎左衛門が変わっていく様が顕著な構成と演技で見ているほうも分かりやすいなぁ。
もう一つの見所、八ツ橋と永之丞の関係。
次郎左衛門と八ツ橋の関係にも「吉原」と言う特殊な場所に生きる女の業がよく現れているけど、こちらの二人の方にも悲しいくらい現れていました。惚れた男と決して結ばれることが無いと分かりながらも夢見てこの世界に立ち続ける花魁達はやっぱりどこか儚くて、だからこそ美しくて、そして強い女性でした。
主人公は次郎左衛門でもやっぱり「吉原」と言う舞台を面に出してしまうと花魁達の悲しい女の業の方が際立ってしまう。こう考えるとジャニーズの舞台を見に来たというよりも普通のお芝居を見に来たと言えるんじゃなかったかな?と思えるくらい。
ついに「吉原」と言う世界、八ツ橋に翻弄されすぎた次郎左衛門の最後の立ち振る舞い。
半肩出して吉原の街を刀振り回していく次郎左衛門の強い思いに圧倒され、最後の大殺陣まで息もつかせぬようなテンポで進んでいくのにやっぱり八ツ橋との最後のシーン、次郎左衛門の最後のシーンでは静かな世界が広がっていてすごい緩急の差。
でも殺陣のシーンで立ち回りそのものより安くんの背中に釘付けだったのは秘密の話。安くんの背中はやっぱりいいなぁ。大立ち回りした後の汗の光る背中がもうたまらんでした!←ちゃんと芝居見ていたのか?
八ツ橋の願いを聞き入れて切り捨てる次郎左衛門。決して自分とあの世でも心から結ばれないと分かっていて、八ツ橋の幸せの為に切り捨てる次郎左衛門。リアルに「汝の幸せは自分の幸せ」が思い浮かんでまたここでも安くんにピッタリの舞台だったんだなぁと実感。
そして全てを終わらせる為に治六に最後を頼む次郎左衛門。この2人の葛藤と関係性が最後の雪の舞い散る舞台の中でホントに悲しくて切なくて、治六の表情が本当に苦しくて。大切な人の為に最後の願いを聞き入れる事が必ずしもキレイな事ではない。八ツ橋と次郎左衛門の関係と同じような関係性が次郎左衛門と治六の間にもあってこの舞台のテーマがここに見えた気がしました。
悲壮な思いで次郎左衛門を切り捨てた治六。切り捨てられた次郎左衛門の倒れた背中がホントに悲しくて、汗が光ってきれいでした。舞台の照明が赤くなり、倒れた八ツ橋と次郎左衛門に雪が降りかかりながらの光景は悲しさと儚さとが交じり合った幻想的な世界観で本当にキレイでした。
書いてみたものの自分の頭の中をうまく文章に出来てないのがもどかしいです。文章にしてしまうとなんだか薄っぺらな感想にしか出来ない自分の文才が本当に悔しい。
3/22に見たときは正直、安くんのしゃべりが若干早くてやっぱり舞台用の発声が間に合わなかったのかなーと感じることもあったけど、3/30に見たときにはそんなことも感じさせないように成長していて本当にビックリしました。毎日演じる中で自分の課題を見つけてちゃんと修正をしているんだなぁとホントに感じました。
カーテンコールでの安くんの表情がホントにやりきった感のある満足そうな顔でそれだけで安くんの気持ちの入りようがわかりました。見ている観客側にもその表情だけで安くんの心が伝わっていたと思います。
カゴツルベが本当に安くん初主演公演でよかった。心からそう思える作品でした。
安田一座(カンパニーって言うよりこっちの方が合うと思うのであえてこう呼びます)の皆様、大阪公演もまだまだありますが、素敵な時間をありがとうございました。